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播州乾麺輸出促進セミナーレポ―ト🍜

9月5日(火)10:00~協議会メンバーを対象とした播州乾麺輸出促進セミナーを開催しました💬

協議会活動も3年目ということで、単なる播州乾麺のPRではなく、播州乾麺を海外へ輸出、海外との取引を増やしていく段階に入ってきています。

そこで実際に海外との取引を行っておられる商社の方々、兵庫県農林水産部の方々にお越しいただき、世界の日本食市場についてや、兵庫県の取り組みなどを知り、今後の海外へ輸出するための活動に活かしていくという目的でのセミナーでした。

そしてセミナー後は商談会として、各社が商社さんに自社製品の海外展開の可能性などのアドバイスやコンサルティングを受けたり、更には自社製品を直接売り込むことも可能としました。

協議会井上会長の挨拶では、協議会活動3年目の課題や目標についての取り組みなど、今までにない熱い挨拶となりました。

セミナー第1部はクラウン貿易さんの「アメリカの日本食市場について」

「アメリカへの日本食輸出額は世界第3位、輸出品目はアルコール飲料から畜産・水産品、加工食品まで多岐に渡る」

「日系の小売・飲食店だけではなく、アジア系・欧米系の小売・飲食店にまで広がり、アメリカの日本食市場も変化してきている」

「様々なチャネルで取り扱われるようになってきているので、市場・商品提案をよく考えなければならない」

その他、輸出で気を付けるポイント、生産者であっても売るための努力が必要、現地調査やインターネットでの情報収集が欠かせないといったことをレクチャーいただきました。

 

セミナー第2部は石光商事さんによる「東南アジアの日本食市場について」

「食品の輸出先トップ10の7割以上がアジア向けである」

「アジア市場でも、東アジア・東南アジアによって、文化や嗜好、規制や通関も異なる」

その他輸出のための準備、価格・関税面、パッケージの工夫をするといったことをレクチャーいただきました。

 

セミナー第3部は兵庫県農林水産部流通戦略課の皆さんによる「兵庫県の輸出促進の取り組みについて」

「なぜ輸出するのか。産地・地域にとってのメリット」

「兵庫県としてのプロモーション活動」

「実際のプロモーション実例、輸出のための支援事業」

などをレクチャーしていただきました。

セミナー後の質疑応答では、さらに踏み込んだ回答が得られ、現場で携わっておられる生の温度が感じられました。

協議会メンバーの真剣な表情がセミナーの情報の価値を物語っています。

 

午後からは商談会です。各社が自社製品を売り込む時間です。

それぞれ商品や資料などを持参し、商品の特徴などを説明します。そして海外へ販売するための方法をレクチャーしていただきます。

セミナーを終えての感想は、海外へ輸出するためには、まだまだやることがあり、そして可能性もあると言うことが分かりました。

今までのように生産者は「作るだけ」の時代は終わり、これからは「売るための努力」が必要だということでした。

情報収集から商品のブランディングをもっと精査し、商社さんをいい意味で活用・協力していくということ、そして兵庫県産の他の食品とも連携しながら、行政が後押ししたくなるような商品開発・ビジョンが必要だということを感じました。

播州乾麺輸出促進セミナーと題しての協議会初の試みでしたが、非常に効果のあるセミナーでしたので、今後も開催していきたい企画でした。