播州乾麺ってなんだ?

国内生産No.1

播州は日本で有数の乾麺生産地です。

播磨地方の良質の小麦、揖保川の清流、赤穂の塩など原料に恵まれ、気候も乾麺づくりに適していたことから乾麺作りが盛んになりました。

そうめん作りは江戸時代中期頃から盛んになってきました。昭和初期まで全ての工程を手作業で行っていました。

地場産業

乾麺の製造は古くから播州地方で盛んであった「手延べ素麺」を発端に、量産化と品質の均一化、コスト低減を目指し、明治時代に始まりました。

麺づくりに適した気候や地理条件に加え、近年の革新的な製麺法を確立し、高度な国際基準をクリアした最新鋭の設備を擁した工場で、年間を通じて生産されています。

高い品質と独特の味覚がある「播州麺(ばんしゅうめん)」は、「播州手延素麺(ばんしゅうてのべそうめん)」と並び全国へ出荷されています。

生産工程

混錬(小麦粉×食塩水)

乾麺専用の小麦粉を使用します。

複合

捏機で小麦粉と食塩水をよく練り上げていきます。

圧延

捏ねた生地を平らに延ばしていきます。

切り出し

機械で麺を徐々に延ばしていきます。
この工程は数工程あり、皆さんが食べている麺の細さまで延ばしていきます。

乾燥

完全に温度・湿度管理された乾燥室で麺を乾燥させます。

裁断

乾燥した麺を裁断していきます。
裁断の長さは一般的に約19㎝くらいです。
麺の両端はバチといい、お味噌汁やお吸い物に入れたり人気があります。

結束

裁断された麺を結束します。
1束は約50gです。
ちなみに1人前はだいたい2束(100g)です。

包装

結束後、包装工程に入ります。
通常は1袋250g~1kgで封入されます。

保管・熟成・出荷

一定期間保管され熟成させた後、全国へ出荷されます。